Gibier MIYAMA

京都レストラン

京都祇園の小道沿いにある、予約困難・カウンター12席のみのジビエ食べ放題のお店に行って来ました。現在は紹介制。

コースは20,000円のみ。税・サ別。(現在は税・サ込28,000円)
最初にお決まりの4皿が出され、その後は30皿以上のメニューが食べ放題となる恐ろしい構成です。デートなどで使っては食べ放題に専念できませんので是非気心の知れた健啖家の友人(またはペア)での訪問をおすすめします。
ドリンクはワインペアリング5,500円と15,000円があります。セラーもありますのでワインに一言ある方はセラーの中から選ぶとよいでしょう。メニューにはありませんが、ソフトドリンクや他のお酒もあるようなので行った際にリクエストしてみてください。

店名にもなっているMIYAMAはオーナーシェフ神田風太氏の生まれである美山から。レストランで使用されている素材は美山から取り寄せているものが沢山あります。

気になるお店が祇園にあるの~!ジビエ食べ放題だって~!

ごちそうさまです!キリッ!

こんな道入るの…?と心配なくらい細い道の先に…

ありました。

Gibier MIYAMAさんです。実は何度か前を通っていて、気になっていたお店でした。

間口は狭く見えますが、中はオープンキッチンのおかげかそこそこゆったりです。奥に見える団扇が飾ってあるところが入口で、一番奥のお席に案内していただきました。

メニュー。

左側は素材の作り手さん。右側はお決まりの4品。

【お決まり】
賀茂トマト ブラータ
鮎 新生姜 朴葉
猪 クレソン セリ
鴨 実山椒

素材名だけで調理法の記載はなし。一体どんなお料理が出てくるのか楽しみです。

台の下には別メニュー。これが噂の食べ放題メニューですね。左側はおつまみサイズ。右側上はメイン、中間は〆、右下はデザートです。

まずは泡で乾杯。

最初にシェフからコース内容の簡単な説明。

目の前でお料理がどんどん仕上げられていきます。
シェフからは、お決まりの4皿が出てくる間に食べ放題メニューの中から何をチョイスするか作戦を立てておいてね!とのこと。ポーションも調整しますとのことでしたが、結果おつまみメニューは小皿で提供・メインもたっぷりの量ではないので調整をお願いすることはありませんでした。

だいたい皆さん7~10皿くらい召しあがるそうで、我々食いしん坊コンビは、そしたら最低10皿は行けるんだな…!と作戦会議。
中には全皿というツワモノもいらっしゃるそうで、私はツワモノの仲間入りを是非したい。

一番奥の席、当たりかも。壁際の炭火とフライヤーも見えるし。

【賀茂トマト ブラータ】
暑かった夏の一品目に沁みる…!トマトは甘いだけでなく、少し青臭さの残る味。ブラータチーズもさっぱりながらコクがあります。赤い色が目にもおいしい。

フォカッチャ登場。キッチンの奥から焼きたてのフッカフッカのまん丸なパンが焼きあがって来ます。このライブ感!中はアツアツの状態なので湯気がほわほわ。
いただいてみると皮は薄くてパリッパリ。中はやわやわ。横の燻製バターが激ウマい!
大好きなVIRONのバゲットもレストランでいただくと目がキラキラしてしまうのですが、また方向性の違う美味しさ。なんなんこれ。
どんどん食べたくなるのですが、パンでお腹が一杯になるといけないので、美味しいものが目の前にあるのに我慢するという謎プレイ。燻製バター分けて欲しい。
シェフからも、この美味しいパンは罠なので食べ過ぎないようにね~と。

パンでフガフガ言っているうちに次のお料理です。

【鮎 新生姜 朴葉】
鮎と新生姜の朴葉包みおこわです。
丁寧にほぐされた鮎の身とサッパリした生姜が混ぜ込んでありました。

頭から中骨・尾まではカラッと素揚げにしてあるので、ほくほくごはんの間に齧るとしょっぱさ注入でまたおこわが進みます。付け合わせの昆布は美味しいのですがおこわに対して塩ものがちょっと多い気がしました。

お決まりの3皿目。

【猪 クレソン セリ】
揚げ春巻きの中にはコンビーフ状の猪。八角が効いています。クレソン&セリが激ウマ!ドレッシングはマスタード風味で中華仕立ての1品。クレソンは自家栽培とのこと。

お決まり4皿目。

【鴨 実山椒】
山椒のソースがひかれ、山わさびと一緒に。
山椒も山わさびも鴨も美味しいのですがシンプルに塩で鴨を食べたいと思うのはわがままでしょうか。

ここからは 食べ放題の小皿。

【日野菜 浅漬け】
あまりなじみのないお野菜ですが、お味は辛みのある大根。
スイーツバイキングのフライドポテト的立ち位置というか、一つつまむと口の中がリセットされて次のお皿にお箸が向かってしまう優秀な箸休め。これがあればどんどんお肉が入ってしまうので、お店の経営的にはマイナスにしか働きません。是非ともひとり一皿オーダーしてください。

【鴨ロース】
ちょっと濃いめのソースの味付けでした。鴨2皿目にしても塩で食べたい塩信者の私。脂も軽かったし、しっとり感も良かった。

【鴨 ワンタンスープ】
夫はあまり好みでなかったらしい。臭み消しの香辛料があんまりだとか。

単に八角が苦手なのかも…なので気になる人は試してみて~

【ホワイトアスパラ オランデーズ】
想像していたよりソースが重くなくて良かった。アスパラがジューシーでやわらか。

【鹿 トリッパ煮込み】
トマト煮込みのトリッパをグラタン仕立てで。トリッパは全く臭みがなく下処理されていて、コリっと感も良く熱々は美味しかった。ジビエ感は薄い。

【賀茂茄子と月の輪熊XO醤】
これが熊ちゃんかー。コンビーフ状になってしまいました。味はXO醤。だけどやはりいつもいただいている牛肉や豚とも違う味。

……。

【猪冷しゃぶ】
山椒の葉、茗荷と一緒に。味噌醤のようなものが忍ばせてあり、一緒に食べると塩気が脂の美味しさを引き立たせてくれて美味しい。しっかり味付けが多い中でサッパリ食べられるこちらは貴重。

【ノドグロ 雲丹醤油】
ジビエのお店に来て魚かよ、とちょっと斜めに見ていたメニューですが大当たり。ジューシーなノドグロと雲丹の濃厚さが最高!雲丹をケチケチしないのがいい!
盛り付けを見ていると下駄がガンガン何枚も空になっていくので気持ちいい。

先入観はいけないですね~

【ゴルゴンゾーラとレーズンくるみのバケット】
周りをお砂糖とバター(恐らく)でカリっと仕上げたバケットと、見た目は青かび感薄めのゴルゴンゾーラ。あの刺すような独特の風味が苦手な人でもこのゴルゴンゾーラはいけると思います。っていうかこれゴルゴンゾーラ?

【鹿 カツレツ】
サッパリした赤身だね…の印象な鹿カツ。お肉ばっかり食べているのでチーズが重たく見えて避けてしまった。7月・8月の鹿は“夏鹿”といって脂が乗り、非常に美味しいそう。

手前から時計周りに
【えんどう豆のコロッケ トリュフクリーム】
【クラシックオニオンタルト】
【海老クリームコロッケ】

えんどう豆のコロッケは、究極に豆でした。それ以上の表現がみつからない。
海老クリームコロッケは断面があまりきれいでなかったので写真を撮っていないのですが、海老です。海老をまとめる為にクリームが使われているだけの濃厚な海老です。
オニオンタルトはオニオンタルトです。

【鰻 炭火焼】
皮がパリパリ!身も厚くてジューシーです。炭火で焼いているところを見ましたが、大きいです。なんの疑問もなく美味しかった。今年の土用の丑の日は今日ってことにします。

【月の輪熊とフォアグラハンバーグ】
八角があまり好きではないらしいことが、ここに来ていよいよ判明しそうな…

【牛タンシチュー】
何の疑問もなく美味しい牛タンシチュー。

【胡瓜 浅漬け】
スイーツバイキングのフライドポテト的立ち位置NO.2
かなり沢山食べましたが、これがあればもうひと頑張りいけそう。

【ノドグロ 雲丹醤油】
美味しかったのでおかわり。最初のお皿に比べると雲丹控え目笑。恐らく原価高いんでしょう…

【〆のカレーライス】
いろんなお肉の出汁が出ているようで美味しい、と夫は申しておりましたが、いろんなお肉を食べすぎて舌が麻痺気味の私には『どこかで食べたことのある欧風カレー』でした。

【おこわ パルメジャーノ】
おこわです。中の猪(恐らく)チャーシューのボソッと感と、朴葉の香りと、山椒と、チーズとで兎に角濃かった。正直終盤に食べるメニューではなかった。

締めです!
コーヒーと一緒にいただくのは
【濃厚プリン】
【柚子レアチーズケーキ】
【ピスタチオアイスクリーム】
プリンはもうちょっと卵の味が強くするかと期待していましたがそうでもなかった。
チーズケーキと柑橘ジャムは王道の組み合わせ。ジャムの甘さもうちょっと控え目が好み。
ピスタチオアイスはなぜかきな粉の味がするんですけど、香りが飛んじゃってるのか?豆が最後にいきつくのは大豆味なのか?パティシエの人教えてください。

2人合わせてオーダーしたものに◆、していないものに◇をつけました。

【おつまみ】
◆猪冷しゃぶ
◆鴨 ワンタンスープ
◆鹿 トリッパ煮込み
◆賀茂茄子と月の輪熊XO醤
◆ホワイトアスパラ オランデーズ
◆鴨ロース
◆ゴルゴンゾーラとレーズンくるみのバケット
◆えんどう豆のコロッケ トリュフクリーム
◆鰻 炭火焼
◇マナガツオ カラスミ
◆◆ノドグロ 雲丹醤油
◇本モロコ 南蛮漬け
◆海老クリームコロッケ
◆クラシックオニオンタルト
◇納豆餅
◆胡瓜 浅漬け
◆日野菜 浅漬け

【メイン】
◆月の輪熊とフォアグラハンバーグ
◆牛タンシチュー
◆鹿 カツレツ
◇猪 角煮

【締め】
◇鶉そぼろと豆ごはん
◆おこわ パルメジャーノ
◇ダックオーバーライス
◇鴨そば
◆〆のカレーライス

【デザート】
◆濃厚プリン
◆柚子レアチーズケーキ
◇ホワイトチョコレートムース金柑ジャム
◆ピスタチオアイスクリーム
◇レモンジェラート
◇新生姜ミルクジェラート

ほぼいただきました…シェアしたものもありますので、1人20皿弱です。もうちょっと時間があれば夢の全皿制覇もいけたかもです。

一皿1000円切ったね!

そういう計算のしかたする…?

総括としては、フレンチベース&ジビエのシーズンではないこともあってか、全体的にお料理の加工感が強いと感じました。臭み消しは必要なのでしょうが、クセも美味さだったりするので…猪しゃぶしゃぶ的な、素材がもっと表に出て来るようなお皿がもう少しあっても良いかな~、と。(以前お塩だけでいただいた鴨がかなり美味しく、それがチラついてしまい…)
ペアリングのワインもややしっかりめの印象。次はジビエシーズンの秋から冬にもう一度来てみたいです。4杯出て、泡・赤・白・赤。
価格はお安くはありませんが、年に1度・2度くらいのペースでたまの贅沢に細く長くお付き合いができたらいいのかな~(もっと行きたいですが庶民のお財布と身体がもちません)
ライブ感と、キッチンの中のメンバーの接客はほどよいです。フロアの接客は、うん、がんばれ。

【個人的ベスト】
1:海老クリームコロッケ
2:ノドグロ 雲丹醤油
3:鰻 炭火焼
番外:日野菜 浅漬け
ジビエ屋さんに来たのに魚と漬物。期待値が大きくなかったのもあるかもですが、これは是非オーダーして欲しいメニューです。

【気になるお会計】
コース料金 20,000×2
ワインペアリング 5,500×1
シャンパン 1,500×1
税10%・サービス料5% 55,050のところ50は切って55,000円でした。

退席の際に、使用したお箸と最初に出てきたフォカッチャをお土産で持たせてくれるので(お箸は自分でしまってね!)お忘れなきよう。
我が家は2泊3日の初日の夜に行ってしまったのでフォカッチャはホテルの冷蔵庫にIN!冷凍も可というお話なので自宅では冷凍庫に眠らせてあります。

Gibier MIYAMA
京都府京都市東山区祇園町北側279-3

営業時間 17:00-25:00
定休日 日、月(シーズンで変動あり)

★★★★★ 冬に再訪予定

★★★★★…自腹で再訪したい
★★★★☆…近くに寄ったら行く
★★★☆☆…多分また行く
★★☆☆☆…他に選択肢がなければ行く
★☆☆☆☆…奢りなら行く
☆☆☆☆☆…奢りでも嫌

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