天龍寺
嵐山の天龍寺に来てみました。世界遺産に指定されています。京都は何度か来ていますが、嵐山はお初です。宿泊先のホテルからはバスで約40分。あいにくの小雨です。
本堂+庭園のチケットを購入して中へ。
雲龍図って結構あるのね…
建物の中に入ります。
天井から輿が飾られていました。
達磨図です。
内部では雲龍図が公開されていました。現在法堂で見ることのできる雲龍図は1997年に描かれたもので、こちらは明治時代に活躍された鈴木松年画伯のものです。損傷は激しいですが、間近で見られるのは貴重です。
公開されている部分。
説明図がないと少しわかりにくいかも。
達磨や雲龍図もよいですが、今回の目的は桜でした。建物の中からお庭を眺めます。
奥の山が借景となって、秋の紅葉の時期も良さそうなお庭です。
上部が落とされた松がありました。
これはこれで力強さがあるのかも?
奥まった位置に枝垂れ桜が咲いていました。立派です。
一通り眺めた後、外から庭園に回ります。建物から出る時にふと見上げたらJRのポスターになったお庭だったんですね…これは紅葉の時期にも来なくては。
やはり近くから見上げる枝垂れ桜はよいものです。小雨も風情があって悪くない。
桜を楽しんだ後は百花苑へ。
鮮やかなピンク紫のお花はツツジだそうです。
木瓜の花。赤のイメージがありましたがピンクのグラデーションがきれいです。
椿のお花も咲いていました。
少し登れる場所があったので見下ろしてみます。
晴れていたらきれいだったね~
それは言わない約束で…
百花苑を抜けると嵯峨野の竹林に繋がっています。
嵯峨野竹林の小径
よくガイドブックで見るやつだ!
緑がきれいです。雨のおかげか人出も少なくて、ゆっくり歩いて見ることができました。
のんびりしていたら良い時間。お昼はおうどん屋さんへ。
大覚寺
次はこちらも大きなお庭のある大覚寺へ。天龍寺からはバスに乗って10分ほど。歩いても20分くらいなので、お天気の良い日ならばぶらぶらお散歩がてら行くとよいかもしれません。
ちょっと雨が強くなってきました。
大覚寺(旧嵯峨御所)
嵯峨山と号する真言宗大覚寺派の本山である。
大覚寺/京都市
当山は、嵯峨天皇の離宮嵯峨院(のち仙洞御所)の一部で、天皇崩御の後の定観十八年(八七六)に寺に改められ、大覚寺と名付けられた。その後一時荒廃したが、文永五年(一二六八)に後嵯峨上皇、続いて亀山法皇、後宇多法皇が入寺し、寺を復興るとともに大覚寺統を形成し、持明院統と皇位継承について争った。元弘三年(一三三三)、鎌倉幕府を倒した御醍醐天皇によって建武新政が行われるが、足利尊氏と対立し、南北朝時代を迎える。明徳三年(一三九二)当寺で南北両朝の媾和が成立した。
宸殿は、後水尾天皇の中宮東福門院の旧殿を移築したもので、内部は、狩野山楽筆の「牡丹図」、「紅白梅図」などの豪華な襖絵で飾られている。その外、御影堂、五大堂、霊明殿、安井堂、正寝殿、庫裏などの堂宇が立ち並び、旧御所の絢爛さを今に伝えるとともに、勅封の般若心経を奉納する皇室ゆかりの寺院である。
表門をくぐります。
右手に見える立派な松は『臥龍の松』
拝観料は大人1名500円。
こちらの玄関にも御輿が置いてありました。障壁画は狩野永徳によって描かれた『松に山鳥図』。複製のようですね。
『牡丹図』
松の絵も素敵でした。
『紅白梅図』
襖絵は全て複製のようです(撮影禁止ではないので)
お庭越しの村雨の廊下。縦の柱を雨、直角に折れ曲がってる廊下を稲光に例えてそう呼ばれています。
心経前殿から石舞台を見たところ。
五大堂(本堂)から大沢池に降ります。雨は降ったり止んだり。
桜は見頃でしたが、池が広くてなかなか一周できません。ちょっと罰ゲーム風味。
晴れていたら、池に桜が映ってかなり良い眺めだったでしょう。しかしお天気のことを言っても仕方ない…
雨の日に池の周りを散策しよう、などという人はかなりの少数派らしく、空いていました。
結婚式の撮影中。プラスに考えれば人が写りこまなくてよいかも。おめでとうございます。
嵐山の中心に戻ってきました。TVでよく見るアングルで渡月橋を見てみたかったのでこちらで写真を1枚。山のほうにぽつぽつ見える桜がよいですね~
嵐山からバスに乗って、京都河原町に戻ってきました。
お友達からお漬物が美味しいと聞いてきた村上重さんへ。
沢山種類があって迷います…蔵出しで賞味期限が3,4日しか持たないものが美味しそうでかなり心惹かれるのですが、毎日お米をいただく生活ではないのであきらめます。お日持ちがそこそこしそうなものを選んで買って帰ることにしますが、やっぱり保存料とか入ってるんですね…
お天気があまりよくないこともあり、ちょっと時間も余ったのでアーケードの中をぶらぶら。うーん、夕方の過ごし方は工夫する価値あり、です。
夕食は京都駅近くの『さいか亭』さんへ。
2月の梅めぐりの時には『3月の桜の下見…』などと言っていましたが、2月に行ったところには結局行かず。今回は『紅葉の下見…』と言いながら回ったところもありましたが、11月に戻ってくるんでしょうか…?
本当は8月の大文字焼きや川床のご紹介もしたいのですが、今年は諸般の事情により見送り。来年は行って記事にできるといいな~、でしめくくりでした。
まだまだ京都は掘っていきます!
1日目の日記はこちらから~
次は紅葉狩りの旅です!
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